ニュージランド出身のラッパーで’03年〜’09年まではConPsyという名前でラップをしていたが、2009年から本格的にソロ活動となり、David Dallas名義(本名)でさらに知名度を広げている。
とはいえ、ほとんどの方が耳にしたことのないラッパーではないだろうか?
私も2018年のある日に突然知るきっかけがあった。
それは彼があのRed Bull主催の『64 Bars』シリーズの発起人ということだ。
2018年にDavid Dallasとニュージーランド現地のRed Bullが企画をし、スタートさせて瞬く間に世界に広がっていった。
日本にも上陸しており、ZeebraやAnarchyをはじめ、数々の有名ラッパーが参加しているのをYouTubeで聴いたことがあるだろう。
そのメガヒット企画を輩出したにも関わらず、本人は微塵も鼻にかけていない辺りにも好感が持てる。
ニュージーランドのHIPHOPは世界の最先端といった音かと言われると決してそうではない。
しかし、そこにはUSにはない「温かさ」「ゆるさ」「マイノリティ」がある。
この楽曲からもそれらを感じ取ることができるはずだ。
俺たちのヒップホップはコレだ!
そう言わんばかりのバイブスがビシバシと伝わってくる。
そしてそれは私が好きなヒップホップへの姿勢だったりするのだ。