『Eccy』 東京出身ビートメイカー。
『Meiso』 ハワイと日本を拠点に活動するバイリンガルラッパー。
『Candle』 かつてShing02が所属していたレーベル、Mary Joy Recoidingsのメンバーでもあったラッパー。
クレジットを見ただけで、一体どんな作品なのだろうとワクワクになる。
フックで奏でるオルガンの音は1オクターブ以上一気に上がり、ここぞとばかりに音で遊んでいるのが楽しい。
知的なトラックの中にある遊び心満載な旋律が耳の肥えたリスナーを惹きつけるだろう。
MeisoとCandleの安定したラップの相性も抜群で、Candleの早口ラップは聴いていて爽快だ。
全体的にカッコイイMVだが、Meisoが肩に担いでいる棒は何だろう。
おにぎりかな?聞いてみたい、、、笑
リリース当時、Eccyの久しぶりのBrand newということもあって、期待をして再生ボタンを押した。
アンデス音楽のようなイントロから切り替わり、抜けの良いドラムが鳴ったと思うとすぐに民族調のストリングスにCandleのスムースなラップが啖呵を切る。
これは期待以上だ!すぐにそう感じた。
というのも、この系統の音を私は『旅』というテーマにカテゴライズしており、非常に好きなジャンルであったりもするのだ。
そして、またこの二人に旅が最高に似合うではないか。
happyさんが言うように聴き進める中で私のワクワク感も1オクターブ分上がってしまう。
3バース目は2人の掛け合いラップになるところにも注目したい。
8小節、4小節、2小節と掛け合いの間隔が早くなっていき、最後の2小節ではなんと” ブッダの休日 ”からのサンプリングで「自分のリズム掴み俺らいくのさ」というフレーズをユニゾンでラップするあたりには心を鷲掴みにされてしまうのだ。
気の向くまま、アテもなくただ、旅に出たくなる。
そんな風に思わせてくれるお気に入りの一曲です。