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NBA YoungBoy (feat. Quavo) – Don’t Rate Me

NBA YoungBoy - Don’t Rate Me

まずはYouTubeのサムネイルに五重塔らしきデッサンが水彩画タッチで描かれているのに目が止まり、聴くきっかけとなった。

案の定、和モノ楽器の良作を感じさせるサウンドが流れた。
大当たりである。


太いビートの変則気味なリズム、その裏ではしっかりと”和”が鳴っており、
それらの絶妙なバランスが重なることでアートの境地に達している。

そこに重なる先ほど記した五重塔のビジュアル、筆文字のような書体やモノトーンに『赤』の色使い。
我々日本人をガッツリとターゲットにしてきているのではないか?と感じ、思わずレビューしなければと、キーボードのタイピングが始まった。


面白いのが今回のこの楽曲のタイトルが “Don’t Rate Me” を直訳すれば、
「俺を評価するな」
と、なる訳だが今からしっかりと評価させて頂く。

そもそもこのNBA YoungBoyは声質なのか、フローなのか、度々私のアンテナに絡まってくる。
一言でいうとセンスの良さをヒシヒシと伝わってくるからだろう。


今回のバースでもラップによるグルーヴ感が色濃く出ており、2バース目の3連符のフローでも完全に楽曲を掌握している。この存在感である。

フックではキャッチーなメロディーにYoungGirlのコーラスがハモりになっており存在感が増し増しでありながら、どこかノスタルジックで日本らしくもある。
(ちなみにアウトロまでそそられるので、聞き逃さないでほしい)


シンプルにラップを追求するストレートなHIPHOPもいいが、こういったアート寄りな作品もかなり好きなこともあって今回クリティカルでした。

サムネからインスピレーションを受けて、自分好みの楽曲をディグする勝ちパターン的なものは必ずあります。
それを肌感覚で掴めるようになるまでディグの探求を皆さんも続けてほしいなと願っています。

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