私のような頭の硬いライダーにとって、空冷ツインのキャブレーターエンジンは至高だ。
排ガス規制なんのその、と言わんばかりに騒音を撒き散らし、気温や気圧によってはすぐ不機嫌になるじゃじゃ馬がなんとも愛くるしい。
それと同様、軽快なハイハットの上で自由なフロウの乗るTRAPも好きだが、BPM80前後のサンプリングビートの上で乗せるBoom bapはもっと大好きだ。
そんな需要に応えてくれたのが$MOKE OGだ。
ラップをする為に生まれてきたとしか思えない声質に加え、ファンクなサンプリングビートとスクラッチで往年のリスナーは絶頂モノだろう。
きっと彼は商売上手に違いない。